2010年01月21日
さよなら京浜東北線209系
いよいよ1月24日に京浜東北線の209系0番台は引退の日を迎えます。上京の際には必ず見掛けていた車両だけに一抹の寂しさを覚えます。
今回は今まで撮影してきた209系の画像を色々とUPしてみたいと思います。
2004/12/14 田町にて撮影。
もう5年以上も前に撮影した209系です。
この画像では分かり辛いですがこの頃の209系はまだ側窓の開閉化改造が行われておらず、大きな一枚窓でスッキリとした印象の側面でした。
また、細部では前面左右下部に後年設置されたホーム検知装置がまだ取り付けられていなかった頃です。
2004/12/17 鶴見にて撮影。
3編成存在した試作車のうちの1本、209系900番台ウラ90編成です。
試作車3編成は編成毎に仕様が異なっており、登場時には901系と名乗っていましたが後年量産車と仕様を極力合わせる改造が施され、3編成それぞれ209系900番台、910番台、920番台と番台区分されました。
量産車と違う左右非対称の短いスカートが目立ちます。また試作車の編成は引退まで6ドア車が組み込まれる事がありませんでした。
左は2004/12/17に御徒町で、右は2005/2/8に品川で撮影です。
209系のそのシンプルで洗練されたデザインは、今でも十分新車に見えます。
今回は今まで撮影してきた209系の画像を色々とUPしてみたいと思います。
2004/12/14 田町にて撮影。
もう5年以上も前に撮影した209系です。
この画像では分かり辛いですがこの頃の209系はまだ側窓の開閉化改造が行われておらず、大きな一枚窓でスッキリとした印象の側面でした。
また、細部では前面左右下部に後年設置されたホーム検知装置がまだ取り付けられていなかった頃です。
2004/12/17 鶴見にて撮影。
3編成存在した試作車のうちの1本、209系900番台ウラ90編成です。
試作車3編成は編成毎に仕様が異なっており、登場時には901系と名乗っていましたが後年量産車と仕様を極力合わせる改造が施され、3編成それぞれ209系900番台、910番台、920番台と番台区分されました。
量産車と違う左右非対称の短いスカートが目立ちます。また試作車の編成は引退まで6ドア車が組み込まれる事がありませんでした。
左は2004/12/17に御徒町で、右は2005/2/8に品川で撮影です。
209系のそのシンプルで洗練されたデザインは、今でも十分新車に見えます。
2005/3/18 秋葉原にて。
後方に見えるのは丁度この頃、山手線の主役の座を205系から完全に引き継いだE231系500番台です。
品川~田端で併走する山手線に新車が投入され、京浜東北線の209系は若干見劣りするようになってきていました。
試作車のうちの1本、209系910番台ウラ91編成です。加減速時のVVVFインバーター音がJR東海373系特急電車に近い独特の音色で、個人的に大好きな編成でしたが試作車の中では最も早くに引退しています。
これもウラ91編成。2005/5/4 田端にて。
画像では分かり辛いですがウラ91編成は側面窓が中心で分割された2枚窓となっているのが特徴でした。
2005/6/10 田町にて。
E231系のように車体幅が広く、前面デザインにも変更が加えられた209系500番台は当初総武線のみに配置されていましたが、京浜東北線209系のデジタルATC改造に伴う予備車確保や試作車編成の置き換えの為に数編成が京浜東北線へと転属となり、京浜東北線の中では極少数派勢力でした。
この209系500番台は、E233系投入後は京葉線や古巣の総武線へと転属しており、京浜東北線では既に現存しません。
京葉線といえば、この2005年当時はまだ京葉線ではスカイブルーの103系10両編成が現役で活躍しており、209系投入前の京浜東北線の姿を思わせる貴重な存在でした。
現在103系は京葉線はおろか、JR東日本管内からは仙石線で活躍していた最後の4両編成が昨年廃車され、完全に引退しています。
閑話休題。
左は2005/12/29に新橋にて、右は2006/1/12に田端にて撮影。
雨の日も晴れの日も、そして雪の日さえも、209系は首都圏を南北に貫く京浜東北線で毎日休む事無く活躍していました。
左は2006/9/20、右は2006/12/14に、どちらも同じ秋葉原駅の同じ場所で撮影。
左の画像は京浜東北線リフレッシュ工事を行っていた時の撮影で、209系が行き交っているのは山手線の線路という珍しい光景です。
この画像も秋葉原にて、2006/12/15に撮影。
209系試作車3編成のうち最後の1本、209系920番台ウラ92編成です。
寸足らずなスカートが量産車とは前面の印象を大きく変えています。
極少数派勢力209系500番台は、同じ顔ばかり走っていた京浜東北線で強烈な個性を放っていました。
左右とも2007/10/17 東京にて。
リフレッシュ工事のため山手線の線路を走る209系です。引退が決まってから慌てて撮りに行っても撮れないイレギュラーな光景は、日頃から撮り溜めて記録しておく事の重要性を考えさせられます。
2008/1/1 秋葉原にて。
ステンレスの車体に新年の陽光を受け、これから先も未来に向かって軽快に走り続けそうな雰囲気ですが、この頃既にE233系は営業運転を開始しており、引退へのカウントダウンは確実に始まっていました。
左は2008/10/24 横浜にて、右は2008/11/19 山手にて。
現在は新天地へ異動した209系500番台が再び京浜東北・根岸線を走る日はもう来ない事でしょう。
左は2009/6/11 桜木町にて、右は2009/9/15 東京にて。
そして、209系0番台も、間もなく…
京浜東北線から引退した209系0番台は機器の更新や編成の変更などが行われ、房総半島各線に残る113系電車の置き換えの為に投入されたり、南武線に投入されたりと多くの車両が第二の人生を歩んでいます。
しかし、現在のJR東日本の新型通勤電車の礎となったこの209系が、その始まりの路線から引退してしまうというのは厳然たる事実―――
今、JR東日本の通勤電車の、ひとつの"時代"が終わろうとしているのかもしれません。
後方に見えるのは丁度この頃、山手線の主役の座を205系から完全に引き継いだE231系500番台です。
品川~田端で併走する山手線に新車が投入され、京浜東北線の209系は若干見劣りするようになってきていました。
2005/4/19 赤羽にて。
試作車のうちの1本、209系910番台ウラ91編成です。加減速時のVVVFインバーター音がJR東海373系特急電車に近い独特の音色で、個人的に大好きな編成でしたが試作車の中では最も早くに引退しています。
これもウラ91編成。2005/5/4 田端にて。
画像では分かり辛いですがウラ91編成は側面窓が中心で分割された2枚窓となっているのが特徴でした。
2005/6/10 田町にて。
E231系のように車体幅が広く、前面デザインにも変更が加えられた209系500番台は当初総武線のみに配置されていましたが、京浜東北線209系のデジタルATC改造に伴う予備車確保や試作車編成の置き換えの為に数編成が京浜東北線へと転属となり、京浜東北線の中では極少数派勢力でした。
この209系500番台は、E233系投入後は京葉線や古巣の総武線へと転属しており、京浜東北線では既に現存しません。
京葉線といえば、この2005年当時はまだ京葉線ではスカイブルーの103系10両編成が現役で活躍しており、209系投入前の京浜東北線の姿を思わせる貴重な存在でした。
現在103系は京葉線はおろか、JR東日本管内からは仙石線で活躍していた最後の4両編成が昨年廃車され、完全に引退しています。
閑話休題。
左は2005/12/29に新橋にて、右は2006/1/12に田端にて撮影。
雨の日も晴れの日も、そして雪の日さえも、209系は首都圏を南北に貫く京浜東北線で毎日休む事無く活躍していました。
左は2006/9/20、右は2006/12/14に、どちらも同じ秋葉原駅の同じ場所で撮影。
左の画像は京浜東北線リフレッシュ工事を行っていた時の撮影で、209系が行き交っているのは山手線の線路という珍しい光景です。
この画像も秋葉原にて、2006/12/15に撮影。
209系試作車3編成のうち最後の1本、209系920番台ウラ92編成です。
寸足らずなスカートが量産車とは前面の印象を大きく変えています。
2007/10/4 西日暮里にて。
極少数派勢力209系500番台は、同じ顔ばかり走っていた京浜東北線で強烈な個性を放っていました。
左右とも2007/10/17 東京にて。
リフレッシュ工事のため山手線の線路を走る209系です。引退が決まってから慌てて撮りに行っても撮れないイレギュラーな光景は、日頃から撮り溜めて記録しておく事の重要性を考えさせられます。
2008/1/1 秋葉原にて。
ステンレスの車体に新年の陽光を受け、これから先も未来に向かって軽快に走り続けそうな雰囲気ですが、この頃既にE233系は営業運転を開始しており、引退へのカウントダウンは確実に始まっていました。
左は2008/10/24 横浜にて、右は2008/11/19 山手にて。
現在は新天地へ異動した209系500番台が再び京浜東北・根岸線を走る日はもう来ない事でしょう。
左は2009/6/11 桜木町にて、右は2009/9/15 東京にて。
そして、209系0番台も、間もなく…
京浜東北線から引退した209系0番台は機器の更新や編成の変更などが行われ、房総半島各線に残る113系電車の置き換えの為に投入されたり、南武線に投入されたりと多くの車両が第二の人生を歩んでいます。
しかし、現在のJR東日本の新型通勤電車の礎となったこの209系が、その始まりの路線から引退してしまうというのは厳然たる事実―――
今、JR東日本の通勤電車の、ひとつの"時代"が終わろうとしているのかもしれません。
この記事へのコメント
まだ209系の引退は早すぎると感じるのは私だけでしょうか?
いっその事、まだまだ旧型通勤電車が残るJR西日本の大阪市都市圏の置き換え用に譲渡すればいいと思いましたが。
いっその事、まだまだ旧型通勤電車が残るJR西日本の大阪市都市圏の置き換え用に譲渡すればいいと思いましたが。
Posted by MIMORY(ミモリー) at 2010年02月01日 06:56
中間車に関しては相当数の廃車が出ましたが、ほとんどの編成が4・6両編成化されて自社管内他線区の古い電車の置き換え用に転用される予定です。
JR西にJR東ブランドの209系が譲渡される事は考えにくいと思いますが、JR西も保有している国鉄型車両の205系の譲渡であれば、京葉線や埼京線では置き換え計画もある事ですし有り得ない話では無いかもしれませんね。
ただ首都圏の車両は総じて酷使されているらしいので、JR東の205系も状態はあまり宜しくないかもしれません。
209系も転用される編成は制御機器が更新されています。見た目は綺麗でも走行装置には相当ガタが来ていたのでしょうね。
JR西にJR東ブランドの209系が譲渡される事は考えにくいと思いますが、JR西も保有している国鉄型車両の205系の譲渡であれば、京葉線や埼京線では置き換え計画もある事ですし有り得ない話では無いかもしれませんね。
ただ首都圏の車両は総じて酷使されているらしいので、JR東の205系も状態はあまり宜しくないかもしれません。
209系も転用される編成は制御機器が更新されています。見た目は綺麗でも走行装置には相当ガタが来ていたのでしょうね。
Posted by 湯島桂 at 2010年02月03日 18:29