2011年08月09日
さよならオリジナル塗装!伊豆急リゾート21の話題
伊豆急2100系リゾート21といえば白地に赤・青のトリコロールカラーで、側面に大きな21の文字をあしらった鮮やかな姿を思い浮かべる方も多いかと思いますが、8月18日のさよなら運転を最後にこの塗装が消滅してしまう事になりました。(公式情報※PDF注意※)
今回はそんな変わり行く伊豆急2100系リゾート21の現状についてまとめてみます。
2100系は昭和60年に登場した伊豆観光の目玉のひとつとなる車両で、その後平成5年までの間に数々のマイナーチェンジを加えられながら1~5次車の計5編成が製造されました。
1次車は平成16年に初代黒船電車に抜擢され、平成18年に廃車されるまで艶のある漆黒の車体を輝かせながら活躍しました。
この1次車のみ、先頭連結器がスカートから飛び出しているのが特徴的でした。
昭和61年登場の2次車からは先頭連結器はスカートの中に収められました。
1次車と2次車については廃車となった伊豆急100系の機器を流用しており、老朽化が著しかった事から平成21年には2次車も廃車となっています。
昭和63年に登場した3次車から平成5年登場の5次車までの3編成は現在も活躍していますが、今回3次車が塗装変更の対象となりました。
4次車は2代目黒船電車として活躍しており、5次車は大幅なデザイン変更がなされたアルファリゾート21である事から、今回の3次車塗装変更に伴い、昭和60年の登場以来親しまれてきたリゾート21のオリジナルカラーが消滅する事になります。
山側には青色、海側に赤色を配した鮮やかなデザインは不思議と周囲の風景から浮くような事は無く、オリジナル塗装のリゾート21は現代の伊豆の風景に無くてはならない立役者として活躍してきました。
なお、より厳密に言ってしまうと3次車も現在まで完全なオリジナル塗装を残しているわけではなく、最近の全般検査の際に従来黒く塗られていた側面窓の窓枠が車体色に塗られるようになったという大変微妙な差異があるのですが、全体のイメージは全く変わってはいませんでした。
今回はさよなら運転まで行うのですから、恐らく完全にイメージを一新する塗装変更となるのでしょう。
残り1週間あまりでこのオリジナル塗装の運転は終了となります。伊豆急の公式サイトではリゾート21の運転計画が掲載されておりますので、3次車に出会うのは容易かと思われます。
今回はそんな変わり行く伊豆急2100系リゾート21の現状についてまとめてみます。
2100系は昭和60年に登場した伊豆観光の目玉のひとつとなる車両で、その後平成5年までの間に数々のマイナーチェンジを加えられながら1~5次車の計5編成が製造されました。
1次車は平成16年に初代黒船電車に抜擢され、平成18年に廃車されるまで艶のある漆黒の車体を輝かせながら活躍しました。
この1次車のみ、先頭連結器がスカートから飛び出しているのが特徴的でした。
昭和61年登場の2次車からは先頭連結器はスカートの中に収められました。
1次車と2次車については廃車となった伊豆急100系の機器を流用しており、老朽化が著しかった事から平成21年には2次車も廃車となっています。
昭和63年に登場した3次車から平成5年登場の5次車までの3編成は現在も活躍していますが、今回3次車が塗装変更の対象となりました。
4次車は2代目黒船電車として活躍しており、5次車は大幅なデザイン変更がなされたアルファリゾート21である事から、今回の3次車塗装変更に伴い、昭和60年の登場以来親しまれてきたリゾート21のオリジナルカラーが消滅する事になります。
山側には青色、海側に赤色を配した鮮やかなデザインは不思議と周囲の風景から浮くような事は無く、オリジナル塗装のリゾート21は現代の伊豆の風景に無くてはならない立役者として活躍してきました。
なお、より厳密に言ってしまうと3次車も現在まで完全なオリジナル塗装を残しているわけではなく、最近の全般検査の際に従来黒く塗られていた側面窓の窓枠が車体色に塗られるようになったという大変微妙な差異があるのですが、全体のイメージは全く変わってはいませんでした。
今回はさよなら運転まで行うのですから、恐らく完全にイメージを一新する塗装変更となるのでしょう。
残り1週間あまりでこのオリジナル塗装の運転は終了となります。伊豆急の公式サイトではリゾート21の運転計画が掲載されておりますので、3次車に出会うのは容易かと思われます。
さて、平成2年に登場した4次車も1~3次車の流れを汲むデザインですが、前面窓が大型の1枚窓となり、よりワイドな前面展望を楽しめるようになりました。
また、過去には車体に花のイラストを纏った『伊豆フラワートレイン』として一時期活躍していました。
現在は、廃車となった1次車の跡を継いで2代目黒船電車となり、普通列車の他、南武線立川発着のリゾート踊り子号や千葉発着の河津桜号といった特異な運用にも抜擢されています。
最近は震災の影響で普通列車以外の運用が軒並み中止されているのが寂しいところです。
平成5年に登場したリゾート21の最終編成である5次車は大幅なデザインの変更が施され、アルファリゾート21の愛称が付きました。
従来のトリコロールカラーを踏襲しながらも、隣り合う車両と連続する斜めのラインを編成いっぱいに描く優美なデザインとなっており、同じ色遣いながらもイメージを一新しています。
後年の改造により前面に行先と種別を表示するLEDが設置され、顔の印象が少し変わりました。
普通列車からリゾート踊り子号まで、リゾート21の中でも特に主力として活躍しています。
なお、現在は震災の影響によりリゾート踊り子号の運転計画は立っていない他、伊東線・伊豆急線内のリゾート21による普通列車も通常は7両編成で運転されるところを1両減車した6両編成で運転しています。その為、上り方より2両目に入る中間車が編成から外されています。
3次車や4次車は減車による違和感は無いのですが、5次車だけはその凝ったデザインが災いし、減車した中間車のぶんラインが繋がらなくなってしまっています。
一日でも早く状況が改善され、また減車された中間車1両とロイヤルボックスを組み込んだ8両フル編成で東海道線を快走する勇姿が見られる日が来る事を祈っています。
伊豆高原の車庫には、出番を待つ4次車と5次車のロイヤルボックスが眠っています。
ロイヤルボックスはJRのグリーン車に当たる車両で、かつては普通列車にも連結されていました。現在は普通列車への連結は廃止となり、また震災によりリゾート踊り子号の運転も無い今、車庫で出番を待つ日々を過ごしています。
リゾート21のオリジナル塗装の意匠は伊豆急線内各駅の駅名標にも見る事が出来ますが、車両への塗装は間もなく見納めとなります。この夏は伊豆で海水浴がてら、オリジナル塗装最後の勇姿を堪能してみてはいかがでしょうか?
なお、首都圏方面からの伊豆急線へのお出掛けには伊豆急線内で自由に乗り降りが出来てJRの往復も付いてくる南伊豆フリー乗車券のご利用がおトクで便利です。
2日間有効で、別途特急券を購入すれば特急列車にも乗車出来ます。
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前回の記事でもお伝えした通り、8月18日に伊豆急2100系リゾート21オリジナルカラーのさよなら運転が実施されたので乗車し、伊豆急下田での撮影会に参加してきました。オリジナルカラーを...
8/18 伊豆急リゾート21オリジナルカラーさよなら運転【小田原運輸区@いずはこにょ鉄道別館】at 2011年08月19日 23:56