2011年08月02日
熱海に出入りするJR東海の珍運用
カテゴリだけ作成して今の今まで記事がひとつも無かったJR東海に関するネタです。
終日313系と211系の2車種ばかりが普通電車として走行しており、今ひとつ面白味の少ない現在のJR東海静岡支社管内の東海道本線ですが、JR東日本と接する熱海に出入りする運用の中には分かる人にはちょっとだけ面白いものがいくつか存在しています。
まずはおなじみ?373系特急型電車9両編成を使用した乗りドク普通列車の321M・338Mです。
快速ムーンライトながらが臨時化され、使用車両がJR東日本の183系に改められた今、この東京~静岡を結ぶ1往復の普通列車の他に373系が9両編成で運転されるものは無く、長編成の373系が拝める貴重な列車となっています。
321Mは東京5:20発→静岡8:45着、338Mは静岡19:30発→東京22:42着の運転です。
終日313系と211系の2車種ばかりが普通電車として走行しており、今ひとつ面白味の少ない現在のJR東海静岡支社管内の東海道本線ですが、JR東日本と接する熱海に出入りする運用の中には分かる人にはちょっとだけ面白いものがいくつか存在しています。
まずはおなじみ?373系特急型電車9両編成を使用した乗りドク普通列車の321M・338Mです。
快速ムーンライトながらが臨時化され、使用車両がJR東日本の183系に改められた今、この東京~静岡を結ぶ1往復の普通列車の他に373系が9両編成で運転されるものは無く、長編成の373系が拝める貴重な列車となっています。
321Mは東京5:20発→静岡8:45着、338Mは静岡19:30発→東京22:42着の運転です。
続いてご紹介するのは朝方熱海で見られる珍運用です。
熱海に8:10に到着する1428Mは313系2両と211系3両の混結なのですが、上り方に連結されている313系が通常御殿場線や身延線等で使用されているワンマン対応、セミクロスシートのV編成です。
ロングシート車ばかり使用される東海道本線静岡支社管内において、熱海駅にV編成が入線するのはこの1428Mから始まる一連の運用のみとなっています。
熱海に到着した1428Mは8:16に折り返し回1423Mとして三島に回送されます。
三島では通常踊り子号か貨物列車しか使用しない1番線に入線します。
そして、回1432Mとして9:11に再び熱海に戻ってきます。
その後は熱海9:17発の富士行き1429Mとして下っていきますが、熱海発の富士行きはこの1本のみであり、熱海で見られる行先としては希少なものとなっています。
なお、この運用は今年1月時点ではロングシートの313系W編成2両と、211系GG編成2両の4両編成で運転されていました。3月のダイヤ改正で運用が変わったものと思われますがダイヤ改正と同時期に東日本大震災が発生し、暫くは特別ダイヤで運転されていた為に定かではありません。
余談ですが震災後しばらくの間運用された特別ダイヤでは東海道本線は熱海~富士での折り返し運転を終日行い、313系V編成を3本繋いだ6両編成がこの折り返し運転に充当されていました。
以上、313系V編成を使用し、熱海~三島を1往復回送運転、更に熱海発として希少な富士行きになるという、ネタの詰まった運用でした。
最後に、熱海8:58着9:06発の422M~1427Mを紹介します。
この電車、静岡支社管内としては最長クラスの8両編成での運転です。
JR東日本直通列車は9~10両で運転されますが、JR東海静岡支社管内完結のローカル運用としてはこの8両が最長となっています。
同じJR東海でも名古屋の方では8両編成などザラでしょうが、静岡ではこれが唯一であり、その他はほとんどが3~6両編成で運転されています。
編成は313系W編成2両、211系SSまたはLL編成3両×2編成という構成です。欲を言えば313系か211系だけで整った長編成を見てみたいものです。
普段は3両編成で走っている電車が長編成を組んで走る姿は圧巻です。
かつて113系が現役だった頃は7~9両の長い編成を組んで走る普通列車が比較的多く見られたのですが、211・313系統一後は短い編成にする代わりに列車の本数を増やして利便性を高めたダイヤになりました。
車両が世代交代をしていくのと同じように、ダイヤも時代のニーズに応じて世代交代をしていくものです。
そして、よほど整ったパターンダイヤ化でもされない限り、どこかで新たな時代に応じた珍運用が生まれます。
そういった珍運用をダイヤ改正毎に見つけて追ってみるのも楽しいかもしれません。
熱海に8:10に到着する1428Mは313系2両と211系3両の混結なのですが、上り方に連結されている313系が通常御殿場線や身延線等で使用されているワンマン対応、セミクロスシートのV編成です。
ロングシート車ばかり使用される東海道本線静岡支社管内において、熱海駅にV編成が入線するのはこの1428Mから始まる一連の運用のみとなっています。
熱海に到着した1428Mは8:16に折り返し回1423Mとして三島に回送されます。
三島では通常踊り子号か貨物列車しか使用しない1番線に入線します。
そして、回1432Mとして9:11に再び熱海に戻ってきます。
その後は熱海9:17発の富士行き1429Mとして下っていきますが、熱海発の富士行きはこの1本のみであり、熱海で見られる行先としては希少なものとなっています。
なお、この運用は今年1月時点ではロングシートの313系W編成2両と、211系GG編成2両の4両編成で運転されていました。3月のダイヤ改正で運用が変わったものと思われますがダイヤ改正と同時期に東日本大震災が発生し、暫くは特別ダイヤで運転されていた為に定かではありません。
余談ですが震災後しばらくの間運用された特別ダイヤでは東海道本線は熱海~富士での折り返し運転を終日行い、313系V編成を3本繋いだ6両編成がこの折り返し運転に充当されていました。
以上、313系V編成を使用し、熱海~三島を1往復回送運転、更に熱海発として希少な富士行きになるという、ネタの詰まった運用でした。
最後に、熱海8:58着9:06発の422M~1427Mを紹介します。
この電車、静岡支社管内としては最長クラスの8両編成での運転です。
JR東日本直通列車は9~10両で運転されますが、JR東海静岡支社管内完結のローカル運用としてはこの8両が最長となっています。
同じJR東海でも名古屋の方では8両編成などザラでしょうが、静岡ではこれが唯一であり、その他はほとんどが3~6両編成で運転されています。
編成は313系W編成2両、211系SSまたはLL編成3両×2編成という構成です。欲を言えば313系か211系だけで整った長編成を見てみたいものです。
普段は3両編成で走っている電車が長編成を組んで走る姿は圧巻です。
かつて113系が現役だった頃は7~9両の長い編成を組んで走る普通列車が比較的多く見られたのですが、211・313系統一後は短い編成にする代わりに列車の本数を増やして利便性を高めたダイヤになりました。
車両が世代交代をしていくのと同じように、ダイヤも時代のニーズに応じて世代交代をしていくものです。
そして、よほど整ったパターンダイヤ化でもされない限り、どこかで新たな時代に応じた珍運用が生まれます。
そういった珍運用をダイヤ改正毎に見つけて追ってみるのも楽しいかもしれません。